2015年10月6日火曜日

ディスプレイマネージャを変える SLiM

最初の設定だとLXDMをディスプレイマネージャにしてみていたが、あまりにも殺風景だし、「その他...」って書いてあるのもバランスがおかしいので違うディスプレイマネージャーに変えてみます。

ディスプレイマネージャー選択

ディスプレイマネージャーにもいろいろあるようですが、とりあえずマニュアルを見ると候補が10個位あります。中にはウインドウマネージャーに依存するものもあるようでよくわかりません・・・。その中でもSLiMというのは特に依存がないようなのでこれを選択してみました。

インストール

$ sudo pacman -S slim
で速攻インストール終了です。

SLiMを有効にする

これが一番の困ったところでした。

まず、マニュアルを見ると
$ sudo systemctl enable slim
とかって実行すればいいように書いてありますが、すでにLXDMも使っているので、その前にLXDMを止めないといけません。

自動起動の一覧表示
$ systemctl list-unit-files -t service


で確認すると、lxdm.serviceがenableになっているのでこれを止めないといけません。
.serviceは省略しても大丈夫なので


$ sudo systemctl disable lxdm

で無効にします。その後で
$ sudo systemctl enable slim

を実行すると次のログイン時にSLiMでログインできます。が、まだやっちゃダメです。
ここでリブートするとログインできなくなります

マニュアルによると、単一のウインドウマネージャーしか使わない場合は/etc/slim.confと~/.xinitrcを書き換えるようにとのことです。

まずは/etc/slim.confを編集します
 
# Set directory that contains the xsessions.
# slim reads xsesion from this directory, and be able to select.
# sessiondir /usr/share/xsessions/

で、sessiondirの行をコメントアウトします。ついでにdefault_userの行で自分を設定すると次回から自分でログインしやすくなります。

次に、SLIMは~/.xinitrcを使ってウインドウマネージャーを起動するようなので、このファイルを作らないといけません。ところが、マニュアルにある/etc/skelにはこのファイルがありません。(ここにあったらユーザ作った時にできるのでいいですけどね)
調べると、/etc/X11/xinit/xinitrcに元ファイルがあるようなので、これをコピーします。

$ cp /etc/X11/xinit/xinitrc ~/.xinitrc

これに実行権限をつけないといけないそうなので

$ chmod +x ~/.xinitrc

を実行します。次に編集です。

$ nano ~/.xinitrc


 
#!/bin/sh

userresources=$HOME/.Xresources
usermodmap=$HOME/.Xmodmap
sysresources=/etc/X11/xinit/.Xresources
sysmodmap=/etc/X11/xinit/.Xmodmap

# merge in defaults and keymaps

if [ -f $sysresources ]; then

    xrdb -merge $sysresources

fi

if [ -f $sysmodmap ]; then
    xmodmap $sysmodmap
fi

if [ -f "$userresources" ]; then

    xrdb -merge "$userresources"

fi

if [ -f "$usermodmap" ]; then
    xmodmap "$usermodmap"
fi

# start some nice programs

if [ -d /etc/X11/xinit/xinitrc.d ] ; then
 for f in /etc/X11/xinit/xinitrc.d/?*.sh ; do
  [ -x "$f" ] && . "$f"
 done
 unset f
fi

#twm &
#xclock -geometry 50x50-1+1 &
#xterm -geometry 80x50+494+51 &
#xterm -geometry 80x20+494-0 &
#exec xterm -geometry 80x66+0+0 -name login


#
# ~/.xinitrc
#
# Executed by startx (run your window manager from here)
#

export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIRES="@im=fcitx"
export DefaultIMModule=fcitx

PATH=$HOME/bin:$PATH

#exec 
exec startlxde


ポイントは2つ。最後の方の
 
#twm &
#xclock -geometry 50x50-1+1 &
#xterm -geometry 80x50+494+51 &
#xterm -geometry 80x20+494-0 &
#exec xterm -geometry 80x66+0+0 -name login

の5行をすべてコメントアウト。これは必要ありません。

その直後で以前~/.xprofileの中に書き込んでいたfcitxなどを起動させるコマンドをその後に全部入れて(これは外部ファイルで実行させるのも良かったかも)、最後にstartlxdeを実行させます。

これで普通に起動できるようになるはずです。リブートして新しいログイン画面を試してみましょう。

更にカスタマイズ

なんかかっこいいピンクっぽい画面になりましたが、もう少し変えてみたいところ。
しかし、SLiMの公式ページが消えていて、外見を変更できるテーマがなかなか見つかりません。

仕方ないのでマニュアルからarchlinuxのパッケージのテーマをインストールしました。

$ sudo pacman -S slim-themes archlinux-themes-slim

インストールはすぐ終わります。
$ ls /usr/share/slim/themes

でテーマ名が一覧できるので、マニュアルの方法でプレビューして良さそうなのを探してみましょう。決まったら/etc/slim.confを編集してcurrent_themeでテーマ名を設定すれば有効になります。

これでログイン画面から結構かっこよくなりました。



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2015年10月5日月曜日

バッテリーの状態アイコンを表示 cbatticon

右下のタスクトレイがだいぶいい感じになってきましたが、バッテリーの表示がないのが寂しいところ。何か方法がないかを探したら、cbatticonというものを発見しましたよ。

インストール

$ sudo pacman -S cbatticon

を実行するだけの簡単操作。

テスト

$ cbatticon

で実行。タスクトレイにバッテリーのアイコンが出ました。


自動起動

これがちょっと悩みましたが、スクリーンセーバーと同じ所で設定しました。

$ nano ~/.config/lxsession/LXDE/autostart

 
@lxpanel --profile LXDE
@pcmanfm --desktop --profile LXDE
@xscreensaver -no-splash
@conky -p 5
@cbatticon

再起動して表示されればOKです。まあ、conkyでも表示していますが(笑)



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