2015年8月24日月曜日

バックアップはしっかりと・・・

インストール用のUSBメモリを作成したところで準備完了なわけですが、何かあった時に元に戻せるように手段を講じておくのは必要だと思う。これはLinuxを使ってみるということだけではなく、新しいバージョンのWindowsを試す前に実行しておいてもいい。

バックアップソフトを用意

まずは個人利用無料かつ、ハードディスクの内容を丸ごとバックアップできて元に戻せるソフトを入手する。今回はなんとなくAOMEI Backupperを使うことにした。これは商用ユーザも無料で使える数少ないフリーソフト。

入手はAOMEIのホームページのダウンロードから入手するのが間違いないと思う。

英語のソフトではあるけれど、そこまで難しい言葉はないのでこういうものを使ったことがある人ならなんとなく使えると思う。適当にインストールをしておく。

もう一つUSBメモリを準備



今度はWindowsの環境バックアップのために使うので容量が大きいものが良い。
16GBかできれば32GBあれば大抵の環境ならクリーン状態ならバックアップできると思う。バリバリ使っているPCをバックアップするなら別に外付けのHDDを用意した方がいいと思いますが、必ず他で使っていないものを用意する。(使っているものを使うと壊れたら目も当てられないから)

というわけで今回も使用前にフォーマットしてしまおう。

手順を考える

このバックアップは命綱。失敗したら戻せなくなるのでちゃんと仕組みと手順を理解してバックアップしないと「自己責任」で全て終了してしまう。

ハードディスクはその中をパーティションと呼ばれる仕切りで分割し使われる。

先頭にはMBR(通称エムビーアール、Master Boot Recodeの略)と呼ばれる特別なセクタがあり、この中にパーティションを管理する情報が入っている。それ以外のパーティションは「基本領域」、「拡張領域」とその中に作ることができる「論理領域」で構成される。

パーティションについてはこのページがとても参考になると思う。

上手くやればデュアルブートも可能になりますが、正直64GBしかないので分割したら共倒れになるのは目に見えている。今回はおとなしく、ハードディスクを丸ごとバックアップ(MBRごと全てバックアップ)してしまう方が良いと思う。これで戻せば元の環境に完全に戻るはず。

そう考えてAOMEI Backupperを起動してみると、Backupには

  • Disk Backup
  • Partition Backup
  • System Backup

の3種類がある。
今回はこの中だと、Disk Backupが一番確実なバックアップになると思われます。

ちなみに私が購入したマシンはSSD中に復元のための領域がなかった・・・。
これ、このまま使ってたらアウトだった・・・。

まずは起動ディスク作成

というわけでこのソフトを使ってちょっとやってみたのだが、当初DVDで作ればいいか・・・と思ったのだが、バックアップができないわけでもないけど何故か元に戻せない。エラーが発生してしまう。で、結局上記のようなUSBメモリを使うことにしたら一撃で、しかも高速に戻るのでこっちの方が断然いいなと思った次第。

最終的には

  1. USBメモリをレスキューディスクにする(WindowsPEを使って)
  2. そのディスクで起動して、ディスクバックアップを実行
  3. その際、保存先に起動したUSBメモリを指定する
がUSBメモリ1本で全て解決するので最も良かった。
Utilities-Create Bootable Media で実行し、Windows PEを選んで実行。
途中でUSB Boot DeviceでUSBメモリを選択して作成を待つだけ。

ここにマニュアルがあるので読むのが良いと思う。
完成したらUSBメモリからブートできるか確認しよう。
もし起動しないとしたら、

  1. BIOSの設定でUSBメモリからブートするのがHDDより先になっているか
  2. そもそもUSBメモリからブートできるのか(古いとできないことがあるよ)
  3. 逆に新しすぎでUEFIでSecureBootになっている。この場合はRegacyモードに変更
のどれかだと思うので確認を。3番の説明はここ
I have received the message: “If the program is unable to restart the computer or failed to enter into Restart Mode, you could…” How do I resolve this?
の辺に書いてあるのでご参考まで。

起動したら、同じようにAOMEI Backupperが起動するのでBackupのDisk Backupを実行。詳しい手順はこちら

こういうのはDistinationが出力先という意味なので、そこをUSBメモリにして、TaskNameを適当に「Windows7 Pro Backup」とかにして実行すればそれで終了である。

うーむ。簡単。


恐怖のテスト

バックアップを行ったら、実際に戻してみないと話にならない。

ほとんどの人は実行したら安心してしまうので、実際に戻そうと思ったら戻らないとかの話がネット上にゴロゴロしてる。あとで安心して思いっきり使うためにも検証は重要。

でも、戻すのに失敗したら終了・・・おわた。もし心配なら(むしろ心配になってほしい)念のため別の方法でもバックアップしておくべきだ。

もう一つの方法は、Windowsのイメージバックアップがオススメ。NECのわかりやすいマニュアルはこちら。こっちはDVDで作ってもいいでしょう。

これで戻す手段が2つになったので最悪使えなくなる確率は大分低下した。

いよいよテストを行います。

とりあえずデスクトップに何か作ってみる。この状態で復元して、これが消えれば作る前の状態のはず。

ディスクバックアップからの復元方法はこちら。そろそろこのマニュアルにも慣れた頃でしょう。

成功を祈る。


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