ディスプレイマネージャー選択
ディスプレイマネージャーにもいろいろあるようですが、とりあえずマニュアルを見ると候補が10個位あります。中にはウインドウマネージャーに依存するものもあるようでよくわかりません・・・。その中でもSLiMというのは特に依存がないようなのでこれを選択してみました。インストール
$ sudo pacman -S slimで速攻インストール終了です。
SLiMを有効にする
これが一番の困ったところでした。まず、マニュアルを見ると
$ sudo systemctl enable slim
とかって実行すればいいように書いてありますが、すでにLXDMも使っているので、その前にLXDMを止めないといけません。
自動起動の一覧表示
$ systemctl list-unit-files -t service
で確認すると、lxdm.serviceがenableになっているのでこれを止めないといけません。
.serviceは省略しても大丈夫なので
$ sudo systemctl disable lxdm
$ sudo systemctl enable slim
を実行すると次のログイン時にSLiMでログインできます。が、まだやっちゃダメです。
ここでリブートするとログインできなくなります。
マニュアルによると、単一のウインドウマネージャーしか使わない場合は/etc/slim.confと~/.xinitrcを書き換えるようにとのことです。
まずは/etc/slim.confを編集します
# Set directory that contains the xsessions. # slim reads xsesion from this directory, and be able to select. # sessiondir /usr/share/xsessions/で、sessiondirの行をコメントアウトします。ついでにdefault_userの行で自分を設定すると次回から自分でログインしやすくなります。
次に、SLIMは~/.xinitrcを使ってウインドウマネージャーを起動するようなので、このファイルを作らないといけません。ところが、マニュアルにある/etc/skelにはこのファイルがありません。(ここにあったらユーザ作った時にできるのでいいですけどね)
調べると、/etc/X11/xinit/xinitrcに元ファイルがあるようなので、これをコピーします。
$ cp /etc/X11/xinit/xinitrc ~/.xinitrc
これに実行権限をつけないといけないそうなので
$ chmod +x ~/.xinitrc
を実行します。次に編集です。
$ nano ~/.xinitrc
#!/bin/sh
userresources=$HOME/.Xresources
usermodmap=$HOME/.Xmodmap
sysresources=/etc/X11/xinit/.Xresources
sysmodmap=/etc/X11/xinit/.Xmodmap
# merge in defaults and keymaps
if [ -f $sysresources ]; then
xrdb -merge $sysresources
fi
if [ -f $sysmodmap ]; then
xmodmap $sysmodmap
fi
if [ -f "$userresources" ]; then
xrdb -merge "$userresources"
fi
if [ -f "$usermodmap" ]; then
xmodmap "$usermodmap"
fi
# start some nice programs
if [ -d /etc/X11/xinit/xinitrc.d ] ; then
for f in /etc/X11/xinit/xinitrc.d/?*.sh ; do
[ -x "$f" ] && . "$f"
done
unset f
fi
#twm &
#xclock -geometry 50x50-1+1 &
#xterm -geometry 80x50+494+51 &
#xterm -geometry 80x20+494-0 &
#exec xterm -geometry 80x66+0+0 -name login
#
# ~/.xinitrc
#
# Executed by startx (run your window manager from here)
#
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIRES="@im=fcitx"
export DefaultIMModule=fcitx
PATH=$HOME/bin:$PATH
#exec
exec startlxde
ポイントは2つ。最後の方の
#twm & #xclock -geometry 50x50-1+1 & #xterm -geometry 80x50+494+51 & #xterm -geometry 80x20+494-0 & #exec xterm -geometry 80x66+0+0 -name login
の5行をすべてコメントアウト。これは必要ありません。
その直後で以前~/.xprofileの中に書き込んでいたfcitxなどを起動させるコマンドをその後に全部入れて(これは外部ファイルで実行させるのも良かったかも)、最後にstartlxdeを実行させます。
これで普通に起動できるようになるはずです。リブートして新しいログイン画面を試してみましょう。
更にカスタマイズ
なんかかっこいいピンクっぽい画面になりましたが、もう少し変えてみたいところ。しかし、SLiMの公式ページが消えていて、外見を変更できるテーマがなかなか見つかりません。
仕方ないのでマニュアルからarchlinuxのパッケージのテーマをインストールしました。
$ sudo pacman -S slim-themes archlinux-themes-slim
インストールはすぐ終わります。
$ ls /usr/share/slim/themes
でテーマ名が一覧できるので、マニュアルの方法でプレビューして良さそうなのを探してみましょう。決まったら/etc/slim.confを編集してcurrent_themeでテーマ名を設定すれば有効になります。
これでログイン画面から結構かっこよくなりました。
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